アルバート=ラズロ・バラバシ:著
青木薫:監訳 塩原通緒:訳(NHK出版)
ブックデザインをしました。
『新ネットワーク思考』の著者による
最新の複雑ネットワーク理論の解析が、
衝撃の結果を明らかにします。
知的好奇心を大いに刺激する一冊です。
この本の「人間のランダムな行動の中に突然現れる “バースト”」を
装丁でどう表現しようか悩んでいました。
↑
Adobe Illustratorのプレヴューと、アートワーク画面です。
赤の抽象的なイメージは下のような1本の単純なラインに
太い破線の設定を入れただけです。
すると、角に時折四角いベタが現れます。
破線を表現できないところに現れるかというと、
必ずしも、そうではないようで……。
四角が現れる規則がわからないのですが、
分かる人は教えてください。
上下左右にランダムに動く線を、
「人間のパターンのなさそうな行動」にたとえ、
四角いベタ部分を、
「ランダムな行動の中に突然現れる “バースト”」になぞらえました。
そう考えると本の内容にピッタリ!
↑
テキストは、交互に、「歴史的な記述の章」と、
「現代の章」で構成されているのを、さりげなく
わかってもらうために、「歴史的な記述の章」の上下には
飾り罫をいれて、目次にリンクさせました。
挿絵はトランシルヴァニアの芸術家、ボトンド・レーセグの作品です。
用紙は、
カバー=ミセスB-F(スーパーホワイト)※グロスニス
帯 =コート ※グロスPP
表紙 =MTA+-FS
見返し=アラベール(オータムリーブ)
別丁扉=ミラーコート(プラチナ)
好評です。
amazon「情報社会のベストセラー」では1位を獲得!
(F)