2011年12月30日金曜日

雑誌[ヒト]

発売中のhito Vol.005に、

マルプデザイン代表・清水おやぶん登場!

対談形式のインタビューで、
川名潤さん(Pri Graphics)、
関善之さん(VOLARE)と
ブックデザインについて。

おやぶんは『本日の水木サン』のウラ話など
熱く語っています。

インタビュアーは「hito」編集発行人で
イラストレーターのオザワミカさん。

紙面に収まらなかった
こぼれ話はコチラで。

(F)

2011年12月28日水曜日

『よく出るテーマ50 解剖学』



【あん摩マッサージ指圧師・はり師きゅう師・
柔道整復師 国家試験対策】
よく出るテーマ50 解剖学』戸村多郎=著

装丁、本文フォーマットのデザインを
担当させていただきました。


  第1回から第19回までのはり師きゅう師、
  あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師国家試験問題の
  解剖学パート約1360問を分析し、
  3回以上出題されている問題をピックアップ。

  その中から問題を項目別に整理して50テーマを抽出し、
  イラストとチャート、要点の解説を加えたのが本書です。
  「右気管支は左気管支よりも垂直に近いのか?」
  「脾静脈は門脈に注ぐのか?」など、
  判断に迷うポイントもズバリ解決。

  国家試験の4択問題のキーとなる重要事項が
  難なく頭に入るように構成されています。
  (医道の日本社 ホームページより)


よろしくお願いいたします。

F

2011年12月26日月曜日

10人の装画家+5人の装丁家による宮沢賢治装丁展



25日まで、ギャラリー「Malle」で開催されていた、

に行ってきました。

10人の装画家が宮沢賢治作品の装画・挿画を描き、
5人の装丁家のデザインした本と原画の展示です。

本は外回りだけでなく、本文もすべて
デザインしてありました。
短編を5人のデザイナーに割り振って、挿絵も満載。
それぞれ凝ったレイアウトで、
かなり手間が、かかっているようです。

印刷され、販売もされ、
すぐに無くなって増刷までしたそうです。

展示の最終日に近いところで行ったので、
完売につき、残念ながら手に入りませんでした。

上の写真は宮川和夫さんデザインによる
カタログの表紙です。
このヴィジュアルも宮川さん作なのでしょうか?
いい雰囲気ですね。好きです。

こういった装丁の展示は最近増えていますが、
進化しているように思います。

(F)

2011年12月21日水曜日

『皮膚を動かせば健康になる』

宮田トオル=著
ブックデザインを担当しました。

自分の手で皮膚を動かすだけで、
傷みがとれる、体がやわらかくなる、
セルフメディケーションを大公開!

イラストは、池田須香子さん。

紙材は──
・カバー → ミセスB-FSC認証(スーパーホワイト)※グロスPP加工
・帯   → アラベール(スノーホワイト)※マットニス
・表紙  → 気包紙U(ディープラフ)
・見返し → タント(N-9)

(F)



2011年12月19日月曜日

『誰からも頼りにされる上司の仕事のすすめ方』


赤楚宏幸=著
の装丁です。

第1章 姿勢編 ぶれない軸をもつ
第2章 ミッション編 全体を見通せる力をつける
第3章 コミュニケーション編
    メンバーを行動へと駆り立てる
第4章 チームワーク編 
    信頼をベースにしたチームを作る
第5章 目標達成編 日々チームで結果を出す
第6章 自己啓発編 自らを成長させる

鮮やかな、みかん色のカバーです。
どうぞよろしくお願いします。

(F)

2011年12月16日金曜日

『買ってはいけないお菓子 買ってもいいお菓子』


(渡辺雄二=著 だいわ文庫)の
カバー、帯、本文をデザインしました。

パン、おやつ、おつまみ、健康食品…110品目を、
〈買ってはいけない〉〈買ってはもいい〉
〈買ってはいけないと買ってはもいいの中間〉
に分類し、写真入りで解説。
読めば、食生活が変わります。

そして、コチラもよろしくお願いします。

(F)

2011年12月14日水曜日

『清貧の人 土光敏夫』



装丁しました。

 ──その信念と家族の絆』
浜島典彦=著

贅沢を嫌った実業家/財界人・土光敏夫の
生き方を支えた「法華経信仰」や家族との絆。
付録に「土光敏夫語録」「略年譜」も掲載。
資料性もあります。

帯をはずすと──



表紙は、気包紙U。いいですね。



紙材は──
・カバー → Mr.A(ホワイト)※マットPP加工
・帯   → エコジャパンR(たんぽぽ)
・表紙  → 気包紙U(ディープラフ)
・見返し → Mag100(プレーン)
・別丁扉 → Mag100(プレーン)

(F)

2011年12月9日金曜日

とぶふね



















FUKUDA DESIGNに丸7年勤務した
小口翔平君が円満退職し、独立。
tobufune”(とぶふね)という
デザイン事務所をOPENしました。

 ●
11月29日には、渋谷「高太郎」に集って、乾杯!
皆で門出を「呪い」ました。
じゃなくて「祝い」ました。(呪ったらいかんな…)

FUKUDA DESIGNOB、今はロッキング・オン社で
ADを勤めている高橋君も駆けつけてくれました。
プレゼントが渡されたり、なかなかいい会でしたね。
お店も良かった。
 
 ●
そして12月3日には、若い仲間たちが集って、
独立を「呪った」そうです。
いや、「祝った」そうです。(呪ったらいかんて…)

二次会の後に彼は胴上げをされました。
身長175cm近くあるものの、なんせ軽量級の小口君。
それはそれは天高く高く舞い上がったそうな。
きっとその高さが、来年の彼の飛翔を
象徴していることでしょう。

(F)

2011年12月7日水曜日

『悪の境界線』


カバー&帯をデザイン。

──犯罪ボーダレス社会の歩き方

丸山佑介=著
文庫ぎんが堂

写真は、菅野健児さんに
撮りおろしていただきました。

(F)

2011年12月3日土曜日

『「病気にならない人たち」は何をしているのか』


ジーン・ストーン著 内田真弓訳
草思社刊 1,575円(税込)

世界各地の「健康人」を取材し、
「病気にならない人」になるための25のヒントを
紹介した本です。
368頁とボリュームがありそうですが
各章はそれほど長くなく、読みやすい文章なので
気になる項目を拾い読みするだけでも、
ためになると思います。

今回は、装丁に本文デザインはもちろん、
イラスト25点と、本文流し込み。
本文は最後の一字一句の修正までひとりでやったので、
けっこうたいへんな仕事になりました。
その分愛着もわくものです。


 ↑
イラストは章タイトルのアクセントに。※クリックで拡大(以下同)



 ↑
本扉にイラストを集合させました。




















 ↑
本文の箸休めには、シュワちゃんの名言(左上)なども。


紙材は、
・カバー →アラベール(スノーホワイト)※マットPP加工
・帯   →アラベール(ナチュラル)※グロスニス
・表紙  →エコ間伐紙
・見返し →アラベール(オータムリーブ)

(F)

2011年11月30日水曜日

『ゆっくり歩いて巡り会う88の感動物語〈四国お遍路〉』



日刊スポーツ新聞西日本/小西敏明=編著
の装丁を担当しました。

日刊スポーツ新聞大阪本社の記者が、
歩いて回った四国お遍路。

読めば、歩きたくなる、歩いた気分になれる!
四国お遍路の「予習・復習」に最適な書。

発売中。よろしくお願いいたします。

(F)

2011年11月28日月曜日

『20代にしておきたい17のこと〈恋愛編〉』


カバー、帯をデザインしました。
(今回はイラスト支給)



↑アマゾンBEST100入り!

本田健さんが初めて恋愛について語る新展開。
どうぞよろしくお願いします。

(F)

2011年11月24日木曜日

「感じる装丁」


展示のお知らせです。
カヴァーノチカラ5「感じる装丁
竹尾見本帳本店で明日25日から。

「星の王子さま」「クリスマス・キャロル」
「竹取物語」のオリジナルブックカバーを
日本図書設計家協会の会員のうち68人が制作。
印刷、加工アリ!で展示します。

用紙は、コルドバ、ヴィンテージゴールド、
わたがみ、クラフト リプロライナー等々。
さらに、金銀の特色やらバーコ印刷にホログラム箔と
加工も盛りだくさん。みどころいっぱい。

福田はイラストレーターの山田博之さんと組んで
『星の王子さま』で出品しています。

デザインはともかく、山田博之さんの
絵がとってもイイので、
期間中平日、神保町方面に行かれるかたは、
ぜひ足を運んでみてください。

11月25日(金)─12月26日(月)(土・日・祝:休)
10:00─19:00 ※12月20日(火)は終日クローズ
(○初日&最終日=17:00まで。○12月13日(火)=15:00まで)

○初日11月25日=オープニング・パーティ(18:00 START)

○12月13日=スペシャルトーク(申し込みが必要です)

(F)

2011年11月21日月曜日

「ポスターを描く2」

10月にギャラリーDAZZLEであった企画展
ポスターを描く2」が良かった。
入場者数も記録的だったそうです。

個性豊かな9組のデザイナー、イラストレーターを
まとめあげたギャラリーの村松さんと、
プロデュースの清水さん(Malpu Design)の公私にわたる
交友関係から生まれた豪華参加メンバーが伸び伸びと楽しんで
制作している姿が伝わってくるようでした。


上の写真は、展示ポスターの縮小版POST CARDで、
宮原葉月さん(イラスト)と加藤賢一さん(デザイン)の
「Norweian Wood」〈左・中〉。
瀬島志保子さん(イラスト)と星野槙子さん(デザイン)の
「小学一年生」〈右〉。

(F)

2011年11月18日金曜日

「体脂肪計タニタの社員食堂」全5段


大和書房刊「体脂肪計タニタの社員食堂」
全5段新聞広告のデザインで
お手伝いさせていただきました。

11月16日の朝日新聞朝刊3面に掲載。
その他、読売、毎日新聞も。

2冊で420万部!
こんな数字があるんですね。
ただただ驚くばかり。
あやかりたいです。


(F)

2011年11月16日水曜日

「実践! 装画塾 修了装丁展」



ギャラリー・ダズルの
オープニングに行ってきました。

ビジネス・実用、文藝、人文を得意とする3人の装丁家が、
9人のイラストレーターに対して行った実践的講座。
その講義をもとに制作した装丁作品、原画、過程の
ラフなどの展示です。

デザイナーの宮川和夫さん、臼井新太郎さん、関口信介さんの
まとめ方はどれも高レベルでウマイなあ、と思ってしまいます。
出力・仕上げもキレイです。
デザイナー、イラストレーターともに勉強になります。

参加イラストレーターは、
新倉サチヨさん、たつみなつこさん、大竹悦子さん、
市川令子さん、末原翠さん、永井淳さん
たけだちかさん、尾崎千春さん、笹本聖子さん。

20日(日)まで。
最終日にはギャラリートークもあります。

(F)

2011年11月14日月曜日

『「感情的」にならない技術』



和田秀樹=著 新講社刊
「感情的」にならない技術』の装丁です。

感情コンディションがいい人は、
人に好かれる!
敵をつくらない!
気持ちのいい日々を送れます!

カバー用紙:アラベール(スノーホワイト)
※グロスニス

発売中! よろしくお願いいたします。

(F)

2011年11月11日金曜日

『わたしを宇宙に連れてって』



──無重力生活への挑戦
メアリー・ローチ=著
池田真紀子=訳

デザインしました。

書名がナナメになったり、字間がくっついているのは、
NASAに協力してもらい、無重力空間で
デザインした結果、こうなりました………
……という設定で、いつもの空間で作業しました。


アラベール(ナチュラル)の帯をはずしたカバーは
コート紙にグロスPP加工。

地球(表1)、月(表4)、火星(ウラ袖)を
宇宙の写真に合成しました。

表紙は、タント(N-9)で、仮フランス装。
見返しは、サイタン(ブラック)。
別丁扉は、タント(N-9)。


宇宙空間でセックスした人はいるのか?
宇宙遊泳中にヘルメットのなかで嘔吐すると、何がおきるのか?
同僚クルーのすぐ隣で糞便バッグをつかうのか?
宇宙開発研究者たちは、さまざまな問題解決のために
日夜、シミュレーション実験を繰り返しています。

アメリカでもっとも愉快なサイエンスライターと評される
メアリー・ローチの全米ベストセラー作品の翻訳です。
面白いです。

(F)

2011年11月9日水曜日

『吉田松陰全集』パンフレット



『吉田松陰全集』の装丁を進めています。
カバーの仮の色校を出して、
先にパンフレットのデザインを終えました。

パンフの表1の写真は、色校を巻いたものです。
(実際の商品とは異なることがあります)
カバーの用紙は、ファーストヴィンテージ
(アップルグリーン)で、表1のタイトルは白箔です。

A5上製 表紙クロス装 全十巻+別巻一
セット予価(99,000円+税)※分売不可
2012年1月刊行予定 大和書房

豪華で高価なものです。
個人でお求めのかたは少ないと思いますが、
専門家には必須アイテムになると思いますので
興味のあるかたはぜひご検討ください。



↑パンフ中面。
山内昌之先生 齋藤孝先生も推薦されています。

(F)

2011年11月7日月曜日

『決定版 名所で名句』





























鷹羽狩行=著
決定版 名所で名句』のカバーデザインです。

旅へ行けば句心が動く──。
俳人たちが訪れた先々で残した名句を全国に求め、
俳句界の第一人者が解説。

イラストは霜田あゆ美さんです。

発売中。よろしくお願いいたします。

(F)

2011年11月4日金曜日

『「日本経済ダメ論」のウソ』































三橋貴明 × 上念司:著
──日本が絶対に破産しない、これだけの理由

デザインしました。

「ネットの神」と「勝間和代の最強ブレーン」が
タッグを組んで、メディアにはびこるウソを完全論破。

第一章 経済ニュースの「ウソ」を見破れ!
    ──マスコミ・官僚のウソ
第二章 これが、本当に正しい「経済の常識」だ!
    ──経済ニュースのウソ
第三章 ギリシャが破産しても、日本は破産しない!
    ──世界経済のウソ
第四章 この政策で、日本は復興する!
    ──経済論壇のウソ




好調です!
ノンフィクション部門 第4位!
(11月2日 三省堂書店・神保町本店にて)

7日には、東京堂書店神田神保町店で
三橋貴明さん、上念司さんのトーク&サイン会があります。
くわしくはコチラで。

(F)

2011年11月1日火曜日

「装丁夜話」……第二夜(2)































11月に「装丁夜話」第三夜が予定されています。
今日紹介するのは第二夜に持参した1点(もう1点はコチラ)。


ヒルトン家の華麗なる一族』(上・下)、
ジェリー・オッペンハイマー著 由良章子訳
2007年 アスペクト刊



























和文書名の書体は、Garamond……を、組み合わせて作りました。
切って、回転させたり、裏返したり、伸ばしたりしながら、
なるべく元のエレメントを活かしました。
そうすることによって、自分の手や頭のクセでは絶対に
やらないカタチや面白いバランスを生み出すことができます。

この手法は他でもタマに見かけますが、読みづらくワガママな
ロゴになっていることも多いですね。
元の書体をうまく選べばエレメントはキレイなのですが
答えのないパズルのような作業には苦労します。

欧文は、Hermesという書体で、
事務所の名刺とか、色々な場面でよく使っていました。


























↑表紙の模様は、Hoefler Text Ornaments という
“フォント”を、加工なしで組んだだけです。


























↑(4色口絵1)気分を盛り上げる扉






















↑(口絵2-3)「ヒルトン家語録」

 「あたし、銀行に向かうときはずっと笑ってるの」
  ……パリス・ヒルトン

 「いまにあの子(パリス)はダイアナ妃よりもビッグになるからね」
  ……ママ・キャシー(パリスの祖母)

 「金持ちをつかまえるのよ!」
  ……ママ・キャシー(パリスの祖母)

なんて文字が踊ります。読みたくなりますよね?





















↑口絵4-8は、ブランドを意識したデザインで
アルバム風にヒルトン家を紹介。

























↑〈オマケ〉
見えない力によって、幻となってしまった
タイトル金箔の色校。

(F)