2012年3月30日金曜日

『大学力を高めるeポートフォリオ』



小川賀代・小村道昭=編著
イラストも描きました。

eポートフォリオ】とは、学習履歴や業務を電子的に蓄積し、
共有するツールです。学びのプロセスを振り返り、次の課題へと
つなげていくことを支援できます。

本書は、大学教育に携わるかた、
初等中等教育関係者、企業関係者向け。

ちなみに、編著者の小川賀代先生はフジテレビの「ほこ×たて」に
ゲスト知識人として出演中だそうです。

(F)

2012年3月29日木曜日

『孤独でも生きられる。』



曽野綾子=著
──いま、あなたに必要なメッセージ』の装丁です。

[以下、本文より]
 人は運命が代わることによって、必ず失うものがあり
 同時に何かを得るのである。その時、失うものを数えずに、
 得たものの中に喜びを見出すことができる人が、
 人生の「芸術家」である。(『狸の幸福』)

好評発売中。よろしくお願いいたします。

(F)

2012年3月26日月曜日

『ITが医療を変える』



Team 医療3.0=著
杉本真樹=編

 ──現場からの課題解決への提言』
のブックデザインです。

本書は、日本医療の仕組みを「現場から」、
iPhoneなどのスマホやiPad、クラウドサービスといった、
廉価で誰でも使えるツールを使って変えていく、
医療の次世代バージョン「医療 3.0」という試みを
紹介するものです。(「はじめに」より)


以下本文デザインです。
(※流し込みはやっていないので
 テキストは最終的なものではありません)


好評発売中!


(F)

2012年3月23日金曜日

『よく出るテーマ50 生理学・病理学』



松澤孝司・木原和彦=著 医道の日本社刊
【あん摩マッサージ指圧師・はり師きゅう師・
柔道整復師 国家試験対策】

下のほうのイラストは赤血球。
加湿器ではありません。

「解剖学」に続いての第2弾!
どうぞよろしくお願いいたします。

(F)

2012年3月20日火曜日

「感じる装丁」(2)



昨年末に竹尾見本帳本店で行われました。

展示を終え、印刷物が送られてきたのでご紹介します。

取り組んだテーマは「星の王子さま」。
用紙や印刷・加工は、作業前から割り当てられていました。
用紙は、クラフト リプロライナーで、
4色刷りにバーコ印刷。

福田は、ほぼ初対面のイラストレーターの山田博之さんに
ラブコールを送り、ご一緒させていただきました。

山田さんと打ち合わせをして、
紙に色が付いているからイラストの色数は押さえよう、
とだけ決めてあとはおまかせすると、
こんな素敵なイラストがあがってきました。


書き文字と王子の部分だけ、バーコ印刷(背・表4も)。

今回の収穫は山田博之さんと一緒に作品作りができたこと。
次は実際の仕事で!と約束しました。

というわけで、山田さんと組めるような
お仕事募集中です!
エ〜モン作りまっせ〜。

(F)

2012年3月16日金曜日

『脳だま勉強法』



西田一見=著 イースト・プレス刊
のブックデザインを担当しました。


アマゾンでは本のベストセラー20位!
何位までいったのかな?



この本は小口に章ごとのツメをつけました。
事典によくあるやつですね。
今の高度な製本の技術をもってしても
微妙な上下のズレで、ツメはギザギザになってしまうもの。

普通は仕方ないものとしてあきらめる。
杉浦康平氏は「大辞林」の50音検索のツメを
各最初の6見開きだけにした。
そうするとツメは「線」のように小口に現れ、
上下のズレは気にならない。

杉浦康平氏の仕事を例に挙げ、ハードルを上げてしまったのは
失敗とも言えますが、ツメについて考えてみました。

ギザギザが気になるのは、一般的なツメは白地にスミベタで、
コントラストが強いから目立ってしまうのではないか?
それなら、地にアミを敷いてコントラストを
弱めたらいいのではないかと。

↓今回、試してみました。(クリックで拡大)


う〜〜ん、どうでしょう。微妙ですかね?
ツメの機能を損なわない程度に、地のアミを濃くしたら
イケるかもしれませんね。
また機会があれば、試してみます。

(F)

2012年3月14日水曜日

『2時間でおさらいできる世界史』



1年前の『2時間でおさらいできる日本史』が好評で
“世界史”が登場!

祝田秀全=著 だいわ文庫
2時間でおさらいできる世界史』のカバー・本文デザイン、
イラストを担当しました。

(目次より)
第1章 古代文明とオリエントの統一
第2章 秦・漢帝国とローマ帝国の隆盛
第3章 ヨーロッパ世界の成立と隋・唐帝国
第4章 イスラーム帝国の出現と発展
第5章 十字軍派遣運動とモンゴル帝国の時代
第6章 グローバリゼーションと主権国の形成
第7章 近代市民社会とアジアの専制国家
第8章 産業革命と国民主義の発展
第9章 帝国主義と三つの世界戦争
第10章 戦後世界から21世紀の時代へ


↑クリックで拡大

イラストレーターではありませんから、と言い続けながらも、
なんだかんだと描く機会がずいぶん増えました。
おかげで1年前の“日本史”の頃に比べると、
ちょっとだけ絵の上達を実感。

好評発売中! よろしくお願いします!

(F)


2012年3月12日月曜日

『良いトレーニング、無駄なトレーニング』



アレックス・ハッチンソン=著 児島修=訳 草思社刊
  ──科学が教える新常識』のブックデザイン、
DTP作業までやりました。


元カナダ代表の中・長距離ランナーで、
物理学者の博士号をもつ科学ジャーナリストが、
スポーツ科学の成果をもとにトレーニングに関する
驚きの情報をわかりやすく紹介!
一歩先を行くトレーニング知識が得られる一冊です。
(カバー前ソデより)

↓本文フォーマット(画像クリックで拡大。以下同)




この本は上のようなイラストや図版が、15頁ほどあって
イラストも描きました。
翻訳で原書のイラストを参考にできたので
なんとかなりましたが、今の実力では
イラスト仕事はこのへんが限界です。
(カバー表1のイラストは編集のIさんが
 amanaimagesで探してくれました)

400頁近いこの本と、コレも流し込み。
そして、もう一冊400頁の流し込みがあって、
1月は、1,000頁を越えるDTP。
装丁まわりだけの仕事も通常通りあって、
かなりハードな日々を過ごしておりました。
(今現在は、まあ普通の忙しさ)

用紙は、
・カバー=Mr.B(スーパーホワイト)※PP加工(グロス)
・帯  =Mr.B(スーパーホワイト)※グロスニス
・表紙 =クラフトリプロライナー
・見返し=ウラノスGA(濃鼠)

発売後、すぐに増刷がかかったそうで
このテの本としては、好調だそうです。
Iさん、ありがとうございます!

(F)

2012年3月9日金曜日

『子どもをアレルギーから守る本』



藤田紘一郎=著 だいわ文庫

カバー、帯、本文デザインを担当。

イラストは、上路ナオ子さんにお願いしました。
↓中味のイラストも◎。(画像クリックで拡大)




同じ藤田紘一郎先生の既刊
季節柄好調で、三刷になりました。
併せて、よろしくお願いします。

(F)

2012年3月7日水曜日

『カタツムリのごちそうはブロック塀!?』



稲垣栄洋=著 角川ソフィア文庫
──身近な生き物のサイエンス』
のカバーをデザインしました。

“カタツムリはブロック塀を食べていた!”
“四つ葉のクローバーを探し出すコツ”
“オタマジャクシのしっぽはどこへ消えた?”
“花から花へと飛び回るミツバチは、おばさんだった!”
……などなど身近な生き物の不思議な生態が
いっぱい詰まったエッセイ。

楽しいカバーイラストは、ハヤシフミカさんです。

(F)

2012年3月5日月曜日

『将来の希望ゼロでもチカラがみなぎってくる63の気づき』



千田琢哉著 秀和システム刊の
ブックデザインです。

人生、夢、未来、仕事、勉強、人間関係、恋愛・友情……
20代の孤独と不安を吹き飛ばすQ&A 63。

以下、2色刷りの目次と本文。
(画像をクリックで拡大)





好評発売中!
よろしくお願いいたします。

(F)

2012年3月2日金曜日

『ヒューゴの不思議な発明 公式ガイドブック』



アカデミー賞最多11部門ノミネート(うち最多5部門受賞)!
ゴールデン・グローブ賞最優秀監督賞受賞!

昨日3月1日から全国ロードショーがはじまった、
マーチン・スコセッシ監督の「ヒューゴの不思議な発明」。

映画の原作本著者による、原作の誕生秘話から、
映画製作の主要な人物へのインタビュー、
メイキング写真、資料をオールカラーで案内した本、
ブックデザイン、DTP作業までやりました。

ブライアン・セルズニック=著 中島早苗=訳
本体1,900円+税 アスペクト刊

帯の小さな写真で、主人公(ヒューゴ)が大時計の針に
ぶら下がっている場面は、『ロイドの用心無用』の
有名なシーンの再現です。




翻訳本で、もとの英語版と台割もほとんど同じ。
中味のデザインも踏襲していますが、
日本語版のサイズは少し変えています。
オリジナル本のデータをサーバにアップして
もらいました。カラー写真がふんだんにあるので
ダウンロードに12時間以上もかかってしまいました。





上は、同じアスペクト刊行の『本当にあった嘘のような話』。
2004年にデザインしました。
表1は1895年に実際に起こった事故の写真を使っています。
なぜこの本を紹介するかといいますと、下の写真を見てください。
『ヒューゴの〜』の本文の見開き頁です。
こちらは、映画のミニチュアセット(といっても4分の1の大きさで、
列車は4.5メートルあるので、けっこう大掛かり)。



ちょっとした偶然ですが、『本当にあった嘘のような話』と
『ヒューゴの不思議な発明 公式ガイドブック』は両方とも
アスペクトのN田さんからいただいた仕事なのでした。

それにしても、CGでもよさそうなシーンを作ってしまうなんて! 
ロイドにしてもこのセットにしても、
映画愛に溢れている映画だという噂が
本当なんだと伝わってきます。

早く観に行きたいです!

(F)