2010年4月27日火曜日

「コーチングの教科書」



伊藤守著「コーチングの教科書」が発売になりました。

カバーイラストはフジモトマサルさん。

扉イラストはフクダが描きました。

本文デザイン・DTPはオグチががんばってくれました。


「流し込み」までの仕事は、割合としては少ないけれど

つねに1本は動いているって感じかな。


本文にリュウミンやヒラギノくらいしか選べなくて

しっくりこなかったのも、過去になりつつありますね。

最近は、モリサワ、フォントワークスなら

珍しい書体を使っても対応してくれることが

多くなりました。いいことです。

すべてのページをコントロールして上がった本は

愛着もひとしおです。


(F)

2010年4月25日日曜日

「+DESIGNING」




+DESIGNING」発行元の毎日コミュニケーションズさんに

おじゃましてきました。


装丁の仕事174人』のプロモーション活動の一環です。

仕事と平行してアポを取ったり、慣れない行動は

大変ですが勉強になるものです。


新開発したカバー用紙にはかなりの

興味を持っていただけました。

『装丁の〜』に限らず情報交換や、

何か今後に期待できそうな話が出来たのも収穫です。

紙面に掲載していただけそうです。


副編集長のKさんにお会いしたのですが

デザイナーの名前や、紙の名前、印刷技術の

専門用語などがポンポン飛びだすのは、

まるでデザイナー同士の会話のようでした。


発売中の最新号の特集は、

「これからの広告、これからのデザイン。」です。

「これからのデザイン」の部では

編集部が注目する10人のアートディレクターが

紹介されています。

若い人がどんどん出てきますね。

負けないようにがんばらないと。


(F)

2010年4月20日火曜日

「決定力を鍛える」ガルリ・カスパロフ



「決定力を鍛える ─チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣」

ガルリ・カスパロフ著 近藤隆文訳

四六判上製 NHK出版刊


著者は、史上最強と謳われるロシアの元チェス・プレーヤー。

IBMのスーパーコンピュータと対戦したことでも有名です。

引退後は政界に進出しています。


成功の秘訣について書かれた本なので

チェスの知識がなくても読める本です。


原書の表紙はチェス・チャンピオンとしてのイメージでした。

日本版はエグゼクティブやビジネスマンを中心に

広く読んで欲しかったので、このようなタイトルや

重厚感を意識した装幀になりました。


さて、デザインを担当したわけですが新刊ではありません。

では・なぜ・今・この本・なのか?

答えは下をご覧ください。


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ワールドビジネスサテライト

16日の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で

迫本淳一氏(松竹社長)の人生の糧となった一冊として

「決定力を鍛える」ガルリ・カスパロフ著を

紹介していただきました。

迫本さん所有の本には、たくさんの折り目や印が

つけられているそうです。


おかげでamazonのベストセラーTop100では

グングン上昇。なんと「2位」までいきました!




上下は「1Q84」ですよ。いい眺めだな〜。

5つ★も眩しいです。

担当編集のTさんはじめ、関係者一同盛り上がっています。

迫本社長、ありがとうございました。


 ●


amazonネタといえば、同時期に23位までつけた

「20代にしておきたい17のこと」本田健著(大和書房/文庫)。

カバーデザインをしました。

まだまだ上がりそうです。

こちらもよろしくお願いします。


(F)



2010年4月16日金曜日

Takeo Paper Show 2010




行ってきました。

初日の早目の時間だったせいか比較的空いていました。

今年は「感じるペーパーショウ」だそうです。


紙の通路を抜けて幾つかのインスタレーションを通ると、

妖しげな紙製の天蓋の中では山口信博さんの

ワークショップが開かれていました。

書店で見かける山口信博さんの書籍のデザインは

いつも素晴らしいなあと感心しています。


隣の巨大なトイレットペーパーのオブジェの

写真を撮ろうとしたら、怒られました。

何か秘密があるのか、それとも美術館のように

アートの扱いなのでしょうか?

以前は熱心に写真を撮る入場者をよく見かけたものです。

デザイン関係者が多いので、

深澤直人ケータイのカメラで撮影している隣で

佐藤可士和ケータイで撮影、横を見ると

平野敬子モデルが、なんて光景を目にしたものでしたが。


最後は新製品のコーナーで、

なかには使ってみたい紙がいくつかありました。


Takeo Paper Show 2010

丸ビル ホール(7F)

4月15日(木)→18日(日)



・同日某所で、iPadに触る機会に恵まれました。

 欲しくなりました。


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「デザインのひきだし」



「光りモノ」の話題が続きます。

表紙がだいたい光っている『デザインのひきだし』、

編集部におじゃましてきました。


装丁の仕事174人』が6月発売の10号に

記事として扱ってもらえることになったからです。

いつも興味深く拝見している本に取り上げて

いただけるということで、とてもウレシク思います。

杉瀬さん、ご紹介ありがとうございました。


上の写真は愛読者のシルシですが8号が抜けていますね。

河村さま、その後8号も青山ブックセンター本店で

入手し、コンプリートしました!


第1号はけっこうな高額で取引きされているとか。

10号は●●特集とのこと。なので、表紙はシブめで

光っていないと予想しますが、いかがでしょうか?

それにしても、こんな本が10号も続くなんて!

(ホメ言葉です。)

今後もがんばってください。


(F)

2010年4月14日水曜日

『図解 幸せとお金を引き寄せる「確実な方法」』


キラキラ輝いています。

「ミランダ」が上品な輝きだとしたら

こちらは露骨にまで光っています。


フィルム転写で、パターンが色々あります。

フィルムのホログラム・パターンを紙に写して

その後フィルムは、はがしてしまいます。

ホログラムPPに比べて安価にできます。

商品名で言うと「TRANS TUVC 」。

今まで数回使用する機会がありました。


いつも、ゲラはプリントアウトしたものがあれば

ジャンルに限らず読むようにしています。

「Word」のテキストだったりすると

自分でプリントアウトして読みますが

時間が無いとナナメ読みになるかなあ。

今回は依頼から時間が無かったので……。

でも、なんと言っても「確実な法則」ですから!

読んで研究せねば……


図解 幸せとお金を引き寄せる「確実な法則」

ウォレス D. ワトルズ著 佐藤富雄監訳

イースト・プレス刊 発売中。


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2010年4月4日日曜日

用紙開発



これは『装丁の仕事174人』の巻末にある

フクダがレイアウトしたカバー用紙開発の

ドキュメントのページです。


ココにも書きましたが、

カバー用紙はこの本のために開発されたものです。


新しく開発された紙ですから、

当然過去の印刷データもないわけです。

生産ラインにのせ、商品として世に出るまでには

高いハードルが待ち構えています。


「バーコードはどうする?」

「箔はどうなる?」

「シュリンクはどうする?」……


テストや問題解決にも多くの時間を費やしました。

果たして発売日に間に合うのか?!

(間に合いました)


…ということで、紙の生産までは

本誌にもレポートされていますが

その後の[印刷編]など、本が出来るまでの

収録できなかった面白い話、あります。

デザイン誌などメディアのかた、

取材受け付けております。


(F)


「装丁の仕事174人」



この本は、日本図書設計家協会に所属する会員のなかから

174人のブックデザイナー、イラストレーターの仕事を

1人1ページで紹介しています。

フクダのページもあります。

オグチは新会員なので次号をお待ちください。


カバー・デザインはチーム・出版委員で

揉んでいるので、僕の意見も反映されていますが

デザインは紙番長の大下さんです。


制作は協会の出版委員会があたっています。

引き継いできた大枠はあるものの

特集では何を取り上げるか等を

デザイナー、イラストレーターで

話し合って決めていかなければなりません。

編集者のありがたみを知ることにもなりました。


発送作業も僕らの仕事です。

会員のみなさんにも届いたころでしょう。


日本図書設計家協会には

一昨年秋に入会し、右も左も分からないままに

出版委員会の副委員長になってしまいました(!)

他の委員会にも協力してもらいながら、

小泉理事のもとに中村委員長をはじめ

出版委員を中心に進めてきた本が

やっと陽の目を見ることになったのです。

伊藤さん、土屋さんにもだいぶ助けてもらいました。

谷元さん、糟谷さん、高林さん他

出版委員のみなさま、事務局の水戸さん

たいへんおつかれさまでした。


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『装丁の仕事174人』

日本図書設計家協会=編 B5判並製216頁

定価:2,400円(税別) 発売=玄光社