2012年12月12日水曜日

『みんなの家』



光嶋裕介=著
ブックデザイン、DTPまでやりました。

「ほぼ日刊イトイ新聞」の好評連載を一冊に
まとめたものです。

カラー口絵4頁。写真多数。
単行本だけの企画として、漫画家の井上雄彦さん、
内田樹さん、著者との豪華鼎談も収録!


内田樹さんの自邸「凱風館」の設計を依頼されたのは、
まだ一軒も家を建てたことのない!若き建築家・
光嶋裕介氏だった。
しかも初対面だった麻雀大会!2カ月後のこと…。

各分野のプロフェッショナル、職人を巻き込んでの
「凱風館」竣工までの物語──。



↑カバーの書名と光嶋さんのドローイング部分は
バーコ印刷で盛り上がっています。


書名ロゴは、複合的な建物からイメージしました。



↑本文です。(クリックで拡大)
ノンブルは本来その頁にあるのがあたりまえですが
デザインで片方の頁に入れたくなることはありませんか?
今回左下にまとめました。

過去のフォーマット指定の時は、
DTPの人は面倒だろうなと思いながら、
片方の(今回の場合だと右頁の)ノンブルは、
いちいち打ち変えてもらえばいいと考えていました。

でも今回は流し込みまで自分なので
手間だなぁと思いながら作業をしていました。
ところがある日のこと、ハッと思いつきました。
左頁に配置した本来右頁にあるべきノンブルを右頁にあるように
InDesignに認識させればいいんだと(ややこしや)。


↑(クリックで拡大)
ノンブルのテキスト・ボックスのセンターが
右頁に入るまでビヨ〜〜ンと長くすれば、
コレはどちらかと言えば、右にあるモノになりますよね。
めでたく自動で数字が変わってくれました。

知っている人には、なんのことはないのでしょうが、
自分的には大発見でした。




↑鼎談は二段組みで周囲には光嶋さんのドローイングを
コラージュさせてもらいました。



用紙は、
カバー=ハーフエア(コットン) ※マット・ニス
     4色+バーコ印刷
帯  =OKブリザード
表紙 =ライトスタッフGA-FS
見返し=キュリアスIR(ホワイト)
別丁扉=ソフトバルキー(スメ入りスノー)



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