田中道昭=著
の装丁です。
●「ホワイトオーシャン戦略シリーズ I」
レッドオーシャンは競争の激しい市場を指し、
ブルーオーシャンとは競争のない未開拓の分野です。
新たに市場を切り開くなら、ブルーオーシャンを
探すのが今までの考え方。
著者の名付けた新しい領域である「ホワイトオーシャン」
とは新規開拓や問題解決のヒントはじつは自社の中にあり
企業や組織をもう一度見つめ直し、そこに新たな価値や
可能性を見出す、という理論です。
レビューの評判もいいです。
ぜひ読んでみてください。
ゲラのPDFをもらっていました。
旅行帰りだった新大阪から東京の新幹線で、
iPhoneの小さな画面で一気に読んでしまいました。
そんなこともあってカバー・ラフはすんなりと通って
紙選びなどの作業に入ります。
拙ブログを読んでいるかたがいたとしたら
幾度かのホワイトインキの幻の色校をご存知かもしれません。
今回のこの本のテーマは「ホワイトオーシャン戦略」ですから
ホワイトインキとの相性がイイはず!
初校は、Mag(プレーン)に、欧文タイトルと灯台の光を
白オペーク2度刷りで出しました。
写真のとおり、イメージに近くて良い感じになりました。
見えにくいなどの問題はありません。
が、しかし! 「ホワイトオーシャン戦略」なのに
ホワイトが弱い、と逆の意味に捉えられてしまいました。
残念。またか。
結局のところ、コート紙にシルバーとスミの2色にPP加工で
普通に白を際立たせることになりました。
再校の指定はスミが、OSスーパーブラック(女神インキ)で
シルバーは、TOYO 11022です。
シルバーの色は出ていないんだけど、
時間もなく、悪くは無かったのでOKしました。
(F)