長岡 英=著
『オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識』
(アルテスパブリッシング)
帯装画:ラウル・デュフィ(Raoul Dufy)
『コンサート(Le Grand Concert)』(1948年)
(鎌倉大谷記念美術館蔵「大谷コレクション」)
オーケストラといえば交響曲、クラシック音楽では交響曲が
一番重要という一般「常識」が成立したのは、いつ頃から?
音楽大学で西洋音楽史を教えるかたわらアマチュア・
オーケストラでも演奏を続ける著者が、オーケストラや
交響曲の成り立ちから、作曲家・楽器のトリビアなどを解説。
知っていると、もっとオーケストラが楽しくなる、
西洋音楽史のコラム集。
ブックデザイン、DTPを担当しました。
帯装画は、デュフィの油彩です。
鎌倉大谷記念美術館の御厚意でお借りできました。
デザイン作業中はポジフィルムをスキャンしたデータしか
見ていません。その後、Bunkamura ザ・ミュージアムで
開催された「デュフィ展」で、原画を見ることができました。*
実物は、もう少し重たい色調でした。先に原画を見ていたら
色校で朱を入れていたかもしれません。
でも、明るく鮮やかなオレンジに出たので
これはこれで良かった、ということにしましょう……。
▲口絵
▲目次
▲本文
▲本文2
▲章扉(左)/コラム本文(右)
この本は〈いりぐちアルテス〉シリーズの「005」です。
〈いりぐちアルテス〉のロゴやシリーズのデザインは
白畠かおりさんです。
(F)
*東京展は終了しました。
9月28日まで大阪/あべのハルカス美術館『デュフィ展』、
その後、名古屋に巡回予定。