2010年10月18日月曜日

『村上春樹を読む』



文庫ぎんが堂『村上春樹を読む』のカバーをデザインしました。


デビュー作『風の歌を聴け』から最新作『1Q84』まで、

その魅力をたっぷりと読み解いた本です。


ハイ、問題です。

村上春樹の小説にはジャズをはじめ、たくさんの欧米の音楽が

散りばめてありますが、日本人で唯一認めていると思われる

J-POPアーティストは誰でしょう?

(ハルキ・ファンには簡単でしたかね)


そんな話題もこの本には詰まっています。



そして下の写真は『Studio Voice』1983年2月号。

今の事務所に引っ越してきてから(約1年前)、

打ち合わせルームの目立つところに最近まで飾っていたので、

来社されたかたは憶えているかもしれませんね。

表紙は32歳の村上春樹さん。ハリウッドランチマーケットの

コスチューム(時代だなあ)に身をつつんだ村上さんを撮るのは

坂田栄一郎さん。今は「アエラ」の表紙が有名ですね。

このころのデザインは清水正己さんだと記憶していましたが

クレジットが無いのでどうなんでしょうか。



初期は熱心な読者だったのですが

新作を読まなくなって随分たってしまいました。

久しぶりに読みたくなってきた。


(F)