七字由布さんの個展「動物趣味週間」を見るため
5月12日にHBギャラリーに行きました。
5時すぎに着いたら終わっていました。
通常は7時までですが、最終日は5時までだったのです。
残念! 最終日だということを忘れていました。
七字さんだけに七時までに行けば大丈夫と
くだらないことを考えていたら失敗しました。
七字さんには1年ほど前、同じくHBギャラリーの個展を
きっかけに仕事をお願いしました。
これも動物が登場するイラストなので、この機会にご紹介しましょう。
上がカバーで下は見返しです。
見返しは七字さんのラフを使用させていただきました。
この本は「地球の未来を考える」という“ゆるやかなシリーズ”の一冊です。
“ゆるやかなシリーズ”とは、もともとシリーズとして書かれたののではない
おもに環境問題についての世界各地の翻訳書を5冊出す企画について
NHK出版編集部で言っていた呼び名です。
“ゆるやか”なのでシンボルマークのようなものは作りたくない。
でも、まったく単独の本に見えるのもいかがなものか。
そこで、環境問題の象徴として危急種のホッキョクグマを
カバーの装画担当のイラストレーターに自由に描いてもらい、
「地球の未来を考える」という文字を配して
マークっぽくすることにしました。
カバーのイラストの上がりももちろんですが
ホッキョクグマのイラストも楽しみでした。
背の上部に配置したホッキョクグマのイラストレーターは刊行順に左から、
そして右端はカバーが写真だったのでフクダが描きました。
単行本の背の小さなイラストレーターのギャラリー、
もっと増えたら面白いんですけどね。
(F)