2015年3月30日月曜日

ビジュアルだいわ文庫



だいわ文庫の新レーベル「ビジュアルだいわ文庫」の
フォーマットデザインをやらせていただきました。

デザインしたのは、表1以外のカバー。
帯は表1の左4分の3以外。
そして、表紙、扉、自社広告、奥付等です。
(本文はノータッチ)

文庫のフォーマットとしては、
大きく強い背のタイトルがポイントでしょうか。

カバー表1と帯表1は、さまざまなデザイナーが手掛けます。
写真の2点、カバー表1と帯の表1の左4分の3は、
私のデザインではありません。

このお話しをいただいたときに、
さぁ、ロゴを作るぞと、気合いを入れたものでした。
一番時間がかかったのはそこで、何度も手直しをして
提案したものです。
ところが、どういうふうにやっても、
読みにくいと言われてしまいます。
最後のほうには、既成のフォントにすることになり、
「文」の字にヒゲが付くことも却下され、とにかく
読みやすいことを求められました。
本表紙なども、少しでも凝っているというか、
マニアックさを感じる案は採用されませんでしたね。
結果、いたってフツーな感じになりました。
つまり求められていたのはそこだったことに気づくまでに
ずいぶん遠回りをしてしまいました。
そういうわけで、良い意味で思い入れのない仕事です。なんだそれ。

第一弾が、写真の『ディープな世界遺産』です。
ヒット作も出ています(『名画は嘘をつく』は現在6刷り)ので、
続々と続いていきそうです。
「ビジュアルだいわ文庫」をどうぞよろしくお願いいたします。

(F)