2012年3月2日金曜日

『ヒューゴの不思議な発明 公式ガイドブック』



アカデミー賞最多11部門ノミネート(うち最多5部門受賞)!
ゴールデン・グローブ賞最優秀監督賞受賞!

昨日3月1日から全国ロードショーがはじまった、
マーチン・スコセッシ監督の「ヒューゴの不思議な発明」。

映画の原作本著者による、原作の誕生秘話から、
映画製作の主要な人物へのインタビュー、
メイキング写真、資料をオールカラーで案内した本、
ブックデザイン、DTP作業までやりました。

ブライアン・セルズニック=著 中島早苗=訳
本体1,900円+税 アスペクト刊

帯の小さな写真で、主人公(ヒューゴ)が大時計の針に
ぶら下がっている場面は、『ロイドの用心無用』の
有名なシーンの再現です。




翻訳本で、もとの英語版と台割もほとんど同じ。
中味のデザインも踏襲していますが、
日本語版のサイズは少し変えています。
オリジナル本のデータをサーバにアップして
もらいました。カラー写真がふんだんにあるので
ダウンロードに12時間以上もかかってしまいました。





上は、同じアスペクト刊行の『本当にあった嘘のような話』。
2004年にデザインしました。
表1は1895年に実際に起こった事故の写真を使っています。
なぜこの本を紹介するかといいますと、下の写真を見てください。
『ヒューゴの〜』の本文の見開き頁です。
こちらは、映画のミニチュアセット(といっても4分の1の大きさで、
列車は4.5メートルあるので、けっこう大掛かり)。



ちょっとした偶然ですが、『本当にあった嘘のような話』と
『ヒューゴの不思議な発明 公式ガイドブック』は両方とも
アスペクトのN田さんからいただいた仕事なのでした。

それにしても、CGでもよさそうなシーンを作ってしまうなんて! 
ロイドにしてもこのセットにしても、
映画愛に溢れている映画だという噂が
本当なんだと伝わってきます。

早く観に行きたいです!

(F)