西田一見=著 イースト・プレス刊
のブックデザインを担当しました。
アマゾンでは本のベストセラー20位!
何位までいったのかな?
この本は小口に章ごとのツメをつけました。
事典によくあるやつですね。
今の高度な製本の技術をもってしても
微妙な上下のズレで、ツメはギザギザになってしまうもの。
普通は仕方ないものとしてあきらめる。
杉浦康平氏は「大辞林」の50音検索のツメを
各最初の6見開きだけにした。
そうするとツメは「線」のように小口に現れ、
上下のズレは気にならない。
(『杉浦康平・脈動する本』参照)
杉浦康平氏の仕事を例に挙げ、ハードルを上げてしまったのは
失敗とも言えますが、ツメについて考えてみました。
ギザギザが気になるのは、一般的なツメは白地にスミベタで、
コントラストが強いから目立ってしまうのではないか?
それなら、地にアミを敷いてコントラストを
弱めたらいいのではないかと。
↓今回、試してみました。(クリックで拡大)
う〜〜ん、どうでしょう。微妙ですかね?
ツメの機能を損なわない程度に、地のアミを濃くしたら
イケるかもしれませんね。
また機会があれば、試してみます。
(F)