イラストレーター藤田美菜子さんの著作です。
作品集かと思ったら文章も書かれていました。
彼女の初めてのパリの記憶を明るいトーンで切り取った
イラストと、瑞々しいエッセイが上製の単行本になりました。
タイトルは「マカロンと金平糖」。
マカロンは藤田さんのイラストの色合いや
エッセイの雰囲気をよく表しています。
わりと新しいお菓子のイメージがありますが
フランスでは17世紀頃からある伝統的なものだそうです。
カバーから少しのぞくピンクの表紙や
用紙の選び方にも好感が持てる本ですね。
彼女にとって、パリはこれからも大切なテーマに
なるでしょうが、こんな素敵な形になったことで
次のステップに進めるんじゃないかな。
そんな藤田美菜子さんも参加するグループ展
「Paris あっちこっち」が、7月13日(火)〜18日(日)まで
外苑前のDAZZLEで開かれます。
「マカロンと金平糖」の原画の展示もあるそうです。
(F)