文庫ぎんが堂『村上春樹を読む』のカバーをデザインしました。
デビュー作『風の歌を聴け』から最新作『1Q84』まで、
その魅力をたっぷりと読み解いた本です。
ハイ、問題です。
村上春樹の小説にはジャズをはじめ、たくさんの欧米の音楽が
散りばめてありますが、日本人で唯一認めていると思われる
J-POPアーティストは誰でしょう?
(ハルキ・ファンには簡単でしたかね)
そんな話題もこの本には詰まっています。
そして下の写真は『Studio Voice』1983年2月号。
今の事務所に引っ越してきてから(約1年前)、
打ち合わせルームの目立つところに最近まで飾っていたので、
来社されたかたは憶えているかもしれませんね。
表紙は32歳の村上春樹さん。ハリウッドランチマーケットの
コスチューム(時代だなあ)に身をつつんだ村上さんを撮るのは
坂田栄一郎さん。今は「アエラ」の表紙が有名ですね。
このころのデザインは清水正己さんだと記憶していましたが
クレジットが無いのでどうなんでしょうか。
初期は熱心な読者だったのですが
新作を読まなくなって随分たってしまいました。
久しぶりに読みたくなってきた。
(F)