2010年5月17日月曜日

七字由布個展「動物趣味週間」


七字由布さんの個展「動物趣味週間」を見るため

5月12日にHBギャラリーに行きました。

5時すぎに着いたら終わっていました。

通常は7時までですが、最終日は5時までだったのです。

残念! 最終日だということを忘れていました。

七字さんだけに七時までに行けば大丈夫と

くだらないことを考えていたら失敗しました。


七字さんには1年ほど前、同じくHBギャラリーの個展を

きっかけに仕事をお願いしました。

『地球最後の世代─自然が人類に報復しはじめた』

これも動物が登場するイラストなので、この機会にご紹介しましょう。



上がカバーで下は見返しです。

見返しは七字さんのラフを使用させていただきました。



この本は「地球の未来を考える」という“ゆるやかなシリーズ”の一冊です。

“ゆるやかなシリーズ”とは、もともとシリーズとして書かれたののではない

おもに環境問題についての世界各地の翻訳書を5冊出す企画について

NHK出版編集部で言っていた呼び名です。


“ゆるやか”なのでシンボルマークのようなものは作りたくない。

でも、まったく単独の本に見えるのもいかがなものか。


そこで、環境問題の象徴として危急種のホッキョクグマを

カバーの装画担当のイラストレーターに自由に描いてもらい、

「地球の未来を考える」という文字を配して

マークっぽくすることにしました。


カバーのイラストの上がりももちろんですが

ホッキョクグマのイラストも楽しみでした。




背の上部に配置したホッキョクグマのイラストレーターは刊行順に左から、

下田昌克さん上路ナオ子さん、七字由布さん、竹井千佳さん

そして右端はカバーが写真だったのでフクダが描きました。


単行本の背の小さなイラストレーターのギャラリー、

もっと増えたら面白いんですけどね。


(F)