だいわ文庫の新レーベル「ビジュアルだいわ文庫」の
フォーマットデザインをやらせていただきました。
デザインしたのは、表1以外のカバー。
帯は表1の左4分の3以外。
そして、表紙、扉、自社広告、奥付等です。
(本文はノータッチ)
文庫のフォーマットとしては、
大きく強い背のタイトルがポイントでしょうか。
カバー表1と帯表1は、さまざまなデザイナーが手掛けます。
写真の2点、カバー表1と帯の表1の左4分の3は、
私のデザインではありません。
このお話しをいただいたときに、
さぁ、ロゴを作るぞと、気合いを入れたものでした。
一番時間がかかったのはそこで、何度も手直しをして
提案したものです。
ところが、どういうふうにやっても、
読みにくいと言われてしまいます。
最後のほうには、既成のフォントにすることになり、
「文」の字にヒゲが付くことも却下され、とにかく
読みやすいことを求められました。
本表紙なども、少しでも凝っているというか、
マニアックさを感じる案は採用されませんでしたね。
結果、いたってフツーな感じになりました。
つまり求められていたのはそこだったことに気づくまでに
ずいぶん遠回りをしてしまいました。
そういうわけで、良い意味で思い入れのない仕事です。なんだそれ。
第一弾が、写真の『
ディープな世界遺産』です。
ヒット作も出ています(『
名画は嘘をつく』は現在6刷り)ので、
続々と続いていきそうです。
「ビジュアルだいわ文庫」をどうぞよろしくお願いいたします。
(F)